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排出量取引という嘘

 温室効果ガスとして排出量の削減が義務付けられている二酸化炭素に関して不思議な取引が行われています。排出規制量を達成できない分を他国から買い取るというのです。各国が排出規制に真剣に取り組み効果を上げるのによいということですが、この話はつまるところ単なる商売です。
 地球の危機というのにやはり金無しには動かない国際社会の現実を痛感させられます。この取引にはアメリカのブローカーも参入して巨額の富を得ています。国家の意志と民間企業とは別という大義名分は成り立ちますが、どうも釈然としません。
 排出量を抑える画期的な技術が造られたとしても、利権の問題で世界に広がらないのでは、などと悲観的になってしまいました。