はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

柔軟な考え方の必要性

 物事にはどんなものでも多様性・多面性があります。視点や立場をかえればその姿が別のものに見えてくることがあります。ところが最近は異質な見方を排除する傾向が見られるようになってきました。若者の流行語KYは空気を読むこと、つまり大勢に迎合することが絶対の価値のように思われていることを反省したことばでしょう。もう一つの可能性、別の見方、全く異質な視点を受け入れる寛容性が今の世界には必要ではないでしょうか。
 明らかに少数意見の考え方ではこの問題はあまりはっきりしませんが、大概の人が常識のように考えていることに関しては、異質なものに対して極端に排斥する傾向があるようです。多くの人がそう思っていることに反論するのは勇気が要ります。逆に、異質なものを排除しようとするのは簡単です。
 私たちは常にもう一つの可能性を考える心の余裕を持つ必要があります。