はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

やがて悲しき

  渡辺淳一の最近出た文庫本を読んでいます。定年を迎えた男の悲哀が全面に出ていて読んでいて辛くなるところがあります。企業という社会に適応した男は、家庭というもう一つの社会にはなかなか馴染めないらしい。こういう話はこれまでかなり客観的に読めていたのですが、さすがにこの歳になると他人事ではありません。仕事を辞めた後の生き方を考え始めています。