はてなの毎日

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朝ドラの手法

  普段は時間が合わず見ることができない朝のドラマを最近見て気づいたことがあります。当たり前のことなのですが、15分足らずの時間でまとまりのあるエピソードが語られなくてはならない。そのためには凝縮した演出が必要ということです。大袈裟な応答、大胆な展開などがそれです。

  朝のドラマは集中して視聴する人が少ないので、部分的にみても内容が分かりやすいことも必要です。そのためには演技はやや誇張し、場合によっては心情表現を台詞に混ぜて語られます。セットの類もはっきりとした意図が見えます。
  朝ドラを演劇として観た時、そのレベルが必ずしも高いものではないのかも知れません。むしろ、説明的な展開は忌避されるべき部類に分類されるのでしょう。ただ、朝ドラの枠の中の演技としてはやはり優れているのです。
  短い時間での展開、分かりやすい表現など朝ドラの手法は考えてみるといろいろな場面で活用できそうです。