はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

近現代史偏重

 もっと現代史を学ぶべきだ。歴史の教員が論じていたことです。古代から学習していると肝心の近現代史が疎かになる。場合によっては時間切れでできない。だから前近代はなるべく省略して近現代史を教えるべきだと若い教員は力説します。それに対して、先輩教員は理解できるが入試がそのような形になっていないし、教員もそういう教え方をしてきていないから難しいというものでした。

 近現代史偏重でよいというのは明らかな暴論ですが、確かに一理ある。むしろ、これは国語などの教科との合同で考えるべきではないかと国語教員は口をはさみたくなるのです。限られた時間の中であれもこれもは難しい。歴史学の術語は教えなくてはならないにしても、その概要については他教科でもできる。また、読書推進でも達成可能です。

 何よりも生徒に社会に関心を持たせる仕組みを作ることがこの議論の解決には欠かせません。