はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

波平とマスオの寄り道

 サザエさんには波平とマスオが親子で屋台の飲み屋に寄るという場面がしばしば描かれています。これにはどのようなメッセージがあるのか考えてみました。

 サザエさんの世界は戦後の昭和の高度経済成長期の日本の世相をベースにしたものと考えられます。この時代が回っていた原因は金を使うことが美徳と思われていたことにあると考えます。金は天下の回りものという考え方が自然になされていたのでしょう。

 それがバブル経済崩壊後の貯蓄や投資を重視する時代になって大きく変わってしまいました。金は貯めて運用するのが賢い選択のようになってしまいました。

 波平たちが屋台の飲み屋に金を落としていたことは実は地域経済にとっては多大なる貢献をしていたのではないか。いまとなってはそう思えて仕方がないのです。