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隔離策

 新型コロナウイルス感染予防のための隔離策として外出自粛が呼びかけられています。法的拘束力がないので行動の判断は個人に任されている状況です。食料品や日用品類を売る小売店は機能しているので今のところ大きなパニックは起きていません。

 問題はこの隔離策をいつまで続けるのかということです。ウイルス流行は当面続くというのが大方の見方です。するといつまでもこうした方法を取り続けていくことはできません。隔離策をとるのならば高齢者や既往歴のある人を守る方に専念すべきでしょう。その際、弱者切り捨てにならないように補助、補償を考えるべきです。この手の問題には差別が付きまといますので非常に微妙な問題になります。

 まずはこの新病に関する情報を分かりやすく説明してくれる人が必要です。海外の事例などから、若年層でも重症化する例がみられています。また味覚や嗅覚の損失という例も報告されていますがいずれも統一した見解がなく、統合して把握することができません。この病魔に対して免疫がない現状では正しく恐れることがなによりも大切でしょう。恐れて何もしないのがいいのか、少ないリスクであえて行動するのがいいのかの判断は素人にはつきにくい。

 最終的な行動基準は時が経った後でしか分からないというのが真実でしょう。ただ、現時点で何をしていいのか、だめなのかをその都度説明してほしいし、それが混乱を防ぐ決め手になると考えます。現状では隔離策がそれとしても、いつまでも続けることはできない。次の手を教えてほしいというのが素直な気持ちです。