はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

諦めず食い下がる

 身体的な側面だけではなく、ものの考え方や価値観に至るまで加齢を要因とする変化が実感できる年齢にあると実感しています。そして、それに対抗しようとする自分の存在も自覚しているのです。

 歳を重ねると経験によって多少のことには動揺しなくなります。それを余裕だと思っていました。確かにその要素は大きいのですが、最近はどうもそれだけではないと思うようになってきたのです。

 何もかも許せるというだけではなく、見逃してしまう何かがたくさん出てしまっているということもあるらしい。その見落とした要素に対応できなくなったことが、穏やかのように見えているのかもしれないのです。

 感覚の老化を起こさないためには、感性を意識的に研ぎ澄ますしかない。いろいろなものに注目し、拘る心的志向を維持する必要があると思っています。敢えて新しいことを始めることにもその効果はあると考えています。少しずつ自分の守備範囲を広げることがこの問題の解決策のように感じています。

 諦めずに食い下がること。老醜はかっこよく晒さなくてはなりません。