はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

2014-01-01から1年間の記事一覧

刈り残し

駅前の空き地に夏の間伸びるままにされてきた雑草の群れが、先日刈り取られていました。急に広くなった空間になぜかひと群のススキだけは刈り残されていました。一種の風流なのでしょうか。秋も深まり、桜も黄葉し始めました。

後の十三夜

今夜は171年ぶりの後の十三夜なのだそうです。閏9月13日が滅多にないからということです。何を名月と呼び、何がそうでないのかは、まったく人間側の事情であって、自然現象としては無限の連続の一つの局面に過ぎないのですが、このように時間を切り分けるこ…

夕雲

夕方、散歩に出ると空が綺麗に色づいていました。様々な形の雲が模様をなしている様も美しく感じました。 東の空には月が出ていました。 日暮れがどんどん早くなる中で、感じるのは一抹の寂しさと来る冬への緊張感です。今冬もいろいろなことがありそうなの…

赤瀬川原平×尾辻克彦 文学と美術の多面体展

町田市民文学館ことばらんどで開催中の「赤瀬川原平×尾辻克彦 文学と美術の多面体展」に行ってきました。町田市に晩年移り住み屋根にニラを植えたニラハウスなるユニークな自邸までを造っていました。画家としては前衛芸術的な作品を残し、さらには尾辻のペ…

知識応用力

先日、ある予備校の教員向けの講習会に参加してきました。その講師が強調していたのが、文科省の示した新しい学力観に対応した入学試験の導入が予備校の今後に大きな影響をもたらすとの見解です。知識量やそれを無批判に効率よく使う手際良さを競う今日の入…

薄日

今日は曇り空から薄日が漏れる陽気です。昨日の帰りの電車では咳をする音が方々で聞こえました。本格的な風邪の季節になります。インフルエンザの予防接種を受けてみようかと考えているところです。

久しぶりの休日

このところ休日がなかったので約2週間ぶりの大寝坊。睡眠時間が足りないといろいろな場面で効率が落ちてよくありません。ここで立てなおしてこれからのまた忙しい毎日を何とか乗り切っていかなくてはと考えています。

老いの指標

老いることは誰にも避けられず、不可逆の流れです。私自身も随所にその傾向があります。身体の動かないのは最も分かりやすい現象ですが、その他にも物事を考える思考力や粘り強さなど形に現れない老化も自分では気にしています。 芸能人は老いの問題を切実…

答えさせたい答え

国語の大学入試問題の注を見ると出題者の苦労が伺えることがあります。なぜなら、注は本来なくてもよいはずのものなのに、敢えて付けているからです。極端なことをいえば、期待する解答を導くためにはこれをこのような意味でとってほしいという出題者の願望…

カワハギ釣り

カワハギつりの思い出

適度に楽しむもの

通勤電車の車内広告にはおもしろいものがたくさんあります。今後デジタルサイネージが発達してゆくことは確実ですが、昔ながらの紙の広告は作る側の意図が一望できるという点においてこれに勝るものはありません。 とあるパチンコ店の広告は魅力的なキャラ…

疫病との闘い

西アフリカで発症したエボラ出血熱が世界に広がりつつあります。医療関係者の感染のみならず、旅行者が間接的に感染する可能性もあります。先日、日本で見つかった感染容疑の人物からは細菌が検出されなかったとのことですが、グローバル化した世界では病原…

表現者の魅力

俳優のお話を間近で聞く機会を得ました。演劇をなさっているその方の話はとても魅力的で様々なことを学びました。 その方は元宝塚歌劇団で、その後は別の劇団に属し女優としてご活躍の傍ら、中高生に演劇の魅力を広める活動をなさっておられます。お話を伺っ…

反対ホーム

今日は仕事があります。この頃の季節は行事が多く、意外にも忙しいのです。 出張先に行くためにいつもとは反対のホームに立ちました。不思議なことに見慣れているはずの風景が新鮮です。 見上げると秋の空、それも違って見えるのです。

黒点

世の中にはいろいろと気になる話題がありますが、今度は巨大な太陽の黒点に関するニュースです。その大きさは木星なみだとか。巨大なフレアが発生することによる磁気嵐が起きるのではないかとの予想も出ているようです。 おそらくこれまでも同じような現象は…

16時台

数日前から東京の日没が午後4時台になりました。釣瓶落としと言われるこの頃の日の長さですが、これからがそれを最も実感できる日々になります。古の宮廷では勤務時間は日の出から日没までだったようですが、現代は夜の闇を忘れてしまいました。仕事が山積…

百年前の日本

今年はサラエボ事件から百年目に当たるので、その頃の日本の情勢について語る本が数多く出版されています。その一つを読んで思うのは、二つの世界大戦がこの国のあり方を激しく変えたという事実です。 第一次世界大戦の主戦場はヨーロッパであり、日本は中…

読みたくなる教科書

電車で乗り合わせた中学生が熱心に国語の教科書を読んでいるのを見かけました。試験前の復習にしては、あちらこちらを興味深そうに読んでいました。 教科書の文章は言ってみれば、おもしろい文章の詰め合わせのようなものであるべきです。授業が始まる以前か…

大臣になることを前提に

安倍政権の閣僚のスキャンダルによる辞任が相次いだことはとても残念です。昭和の自民党が戻ってきてしまったような感じがします。安定政権では腐敗が起こりやすいとはいいますが、今回の場合は政治家としての自覚、大臣としての資質の問題が問われました。…

後悔を語ること

あの時、もし別の道を進んでいれば、違う選択肢を選んでいたら、と思うことがしばしばあります。こういう「たられば」はどうにもならないことの代表のようなものですが、そうと分かっていても周期的に思い浮かぶ雑念の一つです。 結局は経験を積まなければ…

未来は暗い

内閣府の世論調査によると、50年後の日本は「暗い」と考える人が多いようです。しかも、その割合は実際にその世界を生きる若者層で高いのだとか。「人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」の結果、30代の回答者の65.5%が「暗いと思う」と答えた…

数学をやっておけば

最近、数学の学習を中途半端に断念してしまったことを残念に思うことが多くなりました。論理的な思考や、困難に立ち向かう姿勢などを習得するのに、数学の学習はかなり有効です。その意味を子供の頃は少しも気づきませんでした。あとになって分かるというこ…

金ペン

安価な万年筆の中にもすばらしい書き味を持つものがあります。パイロットのコクーンやプラチナのプレジールなどはその代表格といえます。これらのペン先はスチール製で、紙面との接触感覚は硬めです。細い字を詰めて書くことが多い私にとっては、安定した筆…

冷え込み

台風が去ったあと、一日の夏日をはさんで一気に気温が下がりました。昨日は寒さを感じさせる一日でしたが、今朝はさらに気温が下がり、もはや夏ははるか向こうに消え去ってしまいました。 以前にも書きましたが、このところの異常気象は春と秋の豊かさを奪っ…

ブルーブラック

知っているようで知らないことというのはよくあるものです。そして、真実を知った時の驚きは大きなものです。万年筆のインクにはいろいろな色がありますが、もっとも伝統的な色の一つがブルーブラックです。このブルーブラックは黒みがかった青という意味で…

青空

台風が予想以上に早く駆け抜けたため、今朝の混乱は最小限になりました。実は私はもともと休日だったのでのんびりと過ごしています。 台風は空気を替えてしまうようで空が澄んでいます。今は南からの風で気温が上がっていますが、これからは秋も深まってい…

雨降り出す

雨が降り始めています。いよいよ台風到来の模様です。

嵐が来るとは

台風が接近しているとは思えない秋の一日でした。予報のない時代に嵐に巻き込まれて犠牲になる人があとをたたなかったのが理解できる気がします。

平和賞というメッセージ

ノーベル平和賞には強いメッセージ性を感じます。歴代の受賞者をみると多くは平和を達成した人というよりは、平和を目指して戦ってきた人を賞賛するものです。平和というものが容易に達成できるものではなく、いまだに達成できていないからこそ授賞の意味が…

戦争に駆り立てるもの

戦闘がしたかった、という漠然とした願望が若者を戦場に駆り立てたと言います。不戦の違いを立てている我が国の若者がです。 いわゆるイスラム国の外国人兵士として戦闘に参加した男、バイト感覚でシリアに渡航し、兵士になろうとした大学生はいずれも宗教…