はてなの毎日

日々の思いを、思うまま

映画・テレビ

永年勤続

アメリカ映画「カーライル」を見てきました。一つの職場に人生を捧げることの意味を考え直しました。 カーライルホテルの従業員は数十年にわたって勤続する人がいて、彼らが独特の世界を創造しています。アメリカの雇用形態が多くそうであるように、彼らは同じ…

ツイートのリテラシー

最近、テレビのニュースバラエティ番組などで画面の下隅に視聴者のツイートを流し表示する番組があります。番組の内容に対する視聴者の反応を即時的に収集し、公開する手段としてTwitterが活用されていることになります。果たしてこの手法に問題はないので…

韓国時代劇の男装のヒロイン

韓国の時代劇を見ているとしばしば男装するヒロインが登場します。様々な事情で素性を隠さざるを得ないヒロインが幾多の苦労の末、男として生活し、さらなる苦難を乗り越え、最終的には女として生きるといった話がかなり多くあるのです。 このような状況は特…

受信料を払う訳

NHKの受信料に関してはさまざまな議論があります。中には半ば強制的に受信料を徴収するのはおかしいとか、民放がコマーシャルによる収入で運営しているのにそれが出来ないのは変だとかいう意見もあるようです。でも、少し考えれば分かるように、NHKがスポン…

不器用ですから

高倉健さんの訃報に接し、また一つの昭和が終わったと感じた人は多いのではないでしょうか。私自身、高倉さんの出演した作品をすべて見たわけではないので、一面的な物言いしかできませんが、あえて言うのなら理想的男性像の終焉と言えるのかもしれません。…

上昇志向のヒロイン

NHKの朝のドラマ「あまちゃん」は最近のシリーズでは「梅ちゃん先生」に次ぐ視聴率を収めたようです。軽妙なストーリーと被災地支援のメッセージも込められた内容に泣き笑いの感動を生み出したようです。私は仕事の関係で数回を観ただけなのですが、それ…

歴史を巡る感覚の違い

韓国歴史ドラマはとてもおもしろいと思います。波瀾万丈なストーリーと美男美女の配役、さらには登場人物の衣装がきらびやかです。演技もはっきりとしていて分かりやすく誰もが感情移入しやすい。その一因は、韓国の歴史ドラマの作り方がかなり自由であり、…

華麗なるギャッツビー

映画の華麗なるギャッツビーを観て来ました。ある意味、アメリカの映画の典型です。原作の知名度や演劇としての上演歴も長い作品だけにいろいろな批評もあると聞きますが、これはこれでよかった。ディカプリオはつくづく沈む役は上手いと思います。哀愁の演…

映画 舟を編む

三浦しをんの小説を映画化した「舟を編む」を先日観てきました。仕事にかける情熱を描いたいわゆる「お仕事もの」ですが、それが辞書編纂という特殊な内容であることがこの映画のウリです。 ユニークな中型国語辞書の編纂に情熱をかたむける出版社社員の人間…

映画 アンナ・カレーニナ

映画の「アンナ・カレーニナ」を観てきました。原作はトルストイの小説で、すでに何度も映画化されている作品です。そして、映画とともに演劇としての上演史も重ねており、まさに不朽の名作といえるものでしょう。 今回の映画はアンナ役にキーラ・ナイトレイ…

映画パンフレットのデジタル版があれば

レンタルビデオなどで借りた映画で困るのはキャストやスタッフなどの詳細な情報が分かりにくいことです。もちろん、ネット上に溢れている様々な情報があるので、大抵のことは分かるのですが、便利ではありません。 たとえば映画館で売っているパンフレットの…

ドラマ・リテラシー

昨年の大河ドラマが低視聴率に終わったことに対して私は視聴者のドラマ・リテラシーの低下という観点で考えています。確かにドラマの筋そのものがつまらなかったという見方もあるかもしれません。いや、それが第一の原因であることは間違いないでしょう。た…

映画 レ・ミゼラブル

話題の映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。ミュージカルの世界をそのまま映像化した作品であり、物語はほぼ全編歌によって進行します。映画俳優も歌を猛特訓したとかでなかなかの歌唱力でした。上演史の長い作品だけあってかなりの完成度です。フランス…

映画「ニューイヤーズ・イブ」

映画「ニューイヤーズ・イブ」を観てきました。大晦日、元日へのカウントダウンをおこなう行事がニューヨークにはあるようです。その電球を落下する行事をめぐって多くの人々の人間模様がたくみに描かれています。いわゆるグランドホテル方式の展開といえる…

3D映画初体験

パイレーツオブカリビアンを3Dで観てきました。IMAXという音響もいい映画館だったので迫力がありました。もともとディズニーのアトラクションの一つから始まった映画だけあって、まさに映画も異次元体験といった感がありました。飛び出す感覚のある影…

緊急時のテレビ報道

3月11日の14時46分に発生したM9.0の東北地方太平洋沖地震をテレビはどう報じたのか。興味深い映像がYouTubeにあります。東京の6つのテレビ局の地震発生時の映像を一画面に並べて同時に見ることができるものです。 下にリンクをつけておきましたので、まずご…

実写版ヤマト

実写版宇宙戦艦ヤマト、Space Battleship ヤマトを観てきました。アニメのヤマト世代の私にとって大変興味深いものでした。 原作の世界観を尊重しながらも、内容は別のものでした。いろいろな違いはあるものの、全くオリジナルなのは森雪のキャラクターでし…

パク・ヨンハさんの自殺

韓国の俳優・歌手のパク・ヨンハさんの自殺のニュースはとても衝撃的でした。私が彼を知ったのはもちろん「冬のソナタ」の恋敵役ですが、「オールイン」の主題歌を歌った歌手としても知ることになります。韓国に旅行した時、彼のCDの期別を買いました。横浜…

WALL・Eのメッセージ

昨日、妻とディズニー映画のWALL・E(ウォーリー)を観てきました。CGを駆使したロボット映画ということでしたが、子供向けの装いをとりながら、多くの文明批評を込めたなかなか深い作品でした。 数百年後、人類は地球上をごみだらけにしてしまい過度の環境…

最後の初恋

先日、妻と映画「最後の初恋」(原題 Night in Rodanthe)を観てきました。リチャード・ギアとダイアン・レインの共演で大人の恋の物語とあって館内は年配の方がほとんどでした。 夫の浮気が原因でくずれかけていた家族の絆に悩むヒロインの元に、優秀な外科…

木村拓哉総理大臣ドラマの背景

明日から始まるフジテレビの月9ドラマ「CHANGE」では木村拓哉演じる主人公が小学校教師から政治家に変わるいきさつがメインの筋になっているといいます。政局が不安定な中、際物の内容なのできっと高視聴率になると思います。 さて、このドラマの設定は主人…

魂の形―ライラの冒険

映画「ライラの冒険」を観ました。ファンタジーなのでこどもばかりかと思いましたが、私たち夫婦が観た回は大人ばかり、若いカップルもいましたが年配も多かったと思います。ロード・オブ・ザ・リングやハリーポッターシリーズ、ナルニア国物語など数多くの…

いつか眠りにつく前に

先日、妻の推薦で、「いつか眠りにつく前に」(原題Evening)という映画を夫婦で観て来ました。ヴァネッサ・レッドグレイヴとメリル・ストリープという大女優とその実の娘が競演していることや、主人公アンのクレア・ディケンズの演技が光っていた感動作でし…